睡眠とアロマテラピー

健康にも美容にも重要な働きをする「成長ホルモン」 は、寝ている間に最も多く分泌されると言われています。

寝ている間にアンチエイジング

「成長ホルモン」というと成長期の子供に必要なものだと思われがちですが、実は大人にも必要です。
成長ホルモンは、細胞を再生する働きやお肌の新陳代謝を活性化する働きがあるそうです。

しかし、成長ホルモンの分泌は30歳前後から減っていくといわれています。
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは睡眠時間なので、
アンチエイジングのために「質の良い睡眠」は欠かせません。

何時に寝るのがベスト?

睡眠のゴールデンタイムといわれるのは夜10時~深夜2時。
そして、成長ホルモンがいちばん多く分泌されるのは、眠り始めの3時間と言われています。
それを考えると、できれば夜10時までか、遅くても11時までに寝るのが理想的です。
それが難しい場合は、せめて日付が変わる前に寝るように心がけると良いと思います。

成長ホルモンとメラトニン

成長ホルモンの分泌を促すには、メラトニンがきちんと分泌させることが重要です。
メラトニンは免疫系に働きかけたり、体内時計のリズムを整えたりする他、成長ホルモンの分泌を促す役割もあります。

このメラトニンも加齢により分泌が低下していきます。
メラトニンの分泌が少ないと、睡眠の質が低下します。

夜になって暗くなるとメラトニンの分泌が始まります。
明るい光はメラトニンの分泌を抑制してしまうので、寝る前に明るい光を浴びないようにすることが重要です。
就寝前にはスマホやパソコンの画面を見ないようにすることも大切です。

また、カフェインはメラトニンの分泌を妨げるため、できれば夜はコーヒーや紅茶を控えた方が良いそうです。

夜寝る前は暗くして、朝は太陽の光を浴びることで、メラトニンがきちんと分泌されて、成長ホルモンの分泌も促されます。

香りで質の良い睡眠を

寝る前に好きな香りを嗅ぐことも、質の良い睡眠に有効です。
リラックス効果がある精油というと、ラベンダーが有名ですね。
オレンジ、ゼラニウム、ネロリなどもおすすめです。
何よりも、自分が好きな香りであることが大切です。
ホッとする香り、幸せな気分になる香りが良いです。