真ん中にたったひとつの星が描かれているだけ。
なんてシンプルな表紙なんでしょう。
小説を読んでこんなに泣いたことはないかもしれません。
この本を読んだのは2度目なのにも関わらず、今回も涙なしには読めませんでした。
なんでしょうね、心に響くんです。
星がひとつほしいとの祈り 実業之日本社文庫 / 原田マハ 【文庫】
7つの短編小説。
その中でも特に私が好きなのは「沈下橋」です。
四国の四万十川を知っている方なら分かると思いますが、
沈下橋というのは、四万十川に架かる橋です。
「夜明けまで」と「寄り道」も好きです。
そして、この本のタイトルになっている「星がひとつほしいとの祈り」も。
本の帯に、『人生の節目に何度も読み返したい一冊です』
と書かれていました。
本当にその通りだと思います。
人生の節目でなくても、読み返したい本です。